【意味】
香の物(こうのもの)とは、野菜の漬物。
【語源・由来・成り立ち】
香の物(こうのもの)の語源・由来について、もともと「香の物」は味噌漬けが基本となっており、味噌の香り高いゆえに、その異名として味噌漬けが「香の物」と呼ばれるようになったのが由来である。
【実例・用例】
*仮名草子・竹斎〔1621〜23〕下「熱気冷め難く候へば、さあらば茄子(なすび)のかうの物を一切加へたき」
*浮世草子・好色一代男〔1682〕四・二「椎の葉に粟のめしを手もりに、茄子(なすび)香(カウ)の物(モノ)もらひて」
【漢字辞典】
「こうのもの」を漢字で書くと「香の物」と表記する。