首を切る/クビをきる【くびをきる】

スポンサーリンク
 

【意味】

くびをきるとは、関係が断たれること。縁が切れること。職を失うこと。失職。

【語源・由来・成り立ち】

くびをきるの語源・由来について、歌舞伎の小道具に「切首(きりくび)」という、切断した人間の頭部をあらわす作り物がある。

切り首は胴体から切り離されたものであり、そこから歌舞伎の世界で「縁を切る」「関係がなくなる」「解雇する」の意味の隠語となったとされる。いまや一般的に使われるようになり、近世ではすでに「クビ(首)」と略して用いているようなった。

【実例・用例】

*歌舞伎・独道中五十三駅〔1827〕五幕「芝居内では、暇を出す事を、首を切ると云ひます」

*竹沢先生と云ふ人〔1924〜25〕〈長与善郎〉竹沢先生の花見・二「この原稿を断わられたら自分は首を切られるのだ」

【漢字辞典】

「くびをきる」「クビをきる」を漢字で書くと「首を切る」と表記する。

スポンサーリンク