【意味】
口裏を合わせるとは、前もって示し合わせて、お互いに言うことが食い違わないようにすること。
【語源・由来・成り立ち】
口裏を合わせるの語源・名前の由来について、「口裏」は古くは「口占」とも書いて、人の言葉を聞いて吉凶を判断すること。それが転じて、口ぶりでその人の心中や真意を察すること、また言葉や口ぶりに隠されているものをいう。
そうした心の内を合わせるように裏の事情を知っている者たちがあらかじめ内密に約束しておいて、表向き話す内容を一致させることを「口裏を合わせる」というようになった。
【使い方・実例・用例】
*客引きと店側のボッタクリの口裏合わせを立証すれば、詐欺罪として訴え出ることができる。
【漢字辞典】
「くちうらをあわせる」を漢字で書くと「口裏を合わせる」と表記する。