【意味】
黒い霧とは、隠された悪事・不正・犯罪、疑惑をたとえていう語。
【語源・由来・成り立ち】
黒い霧の語源・名前の由来について、1960年、松本清張が発表したノンフィクション『日本の黒い霧』によって生まれた流行語。
第二次世界大戦後のGHQ占領下に起きた事件に取材し、背後に不正や犯罪などが隠されていることを黒い霧にたとえたもの。
主に政界・財界の汚職・不祥事に使われ、特に1966年の政界の一連の不祥事を契機に広まった。
【使い方・実例・用例】
*かつて球界を揺るがした「黒い霧」では、敗退行為(いわゆる八百長)による永久失格6人を含む19人の処分者が出た。
【漢字辞典】
「くろいきり」を漢字で書くと「黒い霧」と表記する。