【意味】
気さく(きさく)とは、さっぱりしている。気のおけない人柄である。
【語源・由来・成り立ち】
気さく(きさく)の語源・由来について、気さくの「さく」は、形容詞「さくい」の語幹であり、中世ころ「気」を添えて「気さくい」となった。
「さくい」は中世から見られ、淡白である、壊れやすいを意味しており、「さくい」のみでも「気さく」の意味をなしていた。その後「さくい」に「気」が付いたことで、気性が淡白なさまをあらわすようになった。
【使い方・実例・用例】
*桑の実〔1913〕〈鈴木三重吉〉四「林さんはきさくに挨拶をして」
*朝の悲しみ〔1969〕〈清岡卓行〉四「古典音楽についての学者であることを感じさせないような気さくな態度で」
【漢字辞典】
「きさく」を漢字で書くと「気さく」と表記する。