【意味】
草分け(くさわけ)とは、初めて物事を創始すること、人。または村をひらいたり事業を起こすこと。
【語源・由来・成り立ち】
草分け(くさわけ)の語源・由来について、もともと文字通り草を分けつつ、なにもない原野に入り込み推進していくことで、草深い土地を切り開いて、村や町の基礎をつくるこというようになった。
それが広く派生して、物事を創始すること、また創始者の意味へと転じていった。
【使い方・実例・用例】
*雑俳・柳多留拾遺〔1801〕巻一〇「草分の大家火鉢にかぢりつき」
*大道無門〔1926〕〈里見〉反射・二「五六年前から須磨の別荘へ引ッ込んだきりの豊住の父などは、土地の草分(クサワケ)と云はれる方で」
【漢字辞典】
「くさわけ」を漢字で書くと「草分け」と表記する。