魔法瓶【まほうびん】

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【意味】

魔法瓶(まほうびん)とは、お茶など中に入れた液体の温度を長時間保つ、保温・保冷用の容器。

【名前の由来語源・成り立ち】

魔法瓶(まほうびん)の名前の由来について、1881年、ドイツのヴァインホルトが原理を発見し、さらに同年、イギリスのデュワーが二重壁ガラス瓶を製作した。1904年には、ドイツのテルモス社が商品化に成功し、商品名は「テルモス」(サーモス)と名付けられた。

1911年(明治44年)、ドイツから日本に輸入され、翌年には国内で八木亭二郎が製造。温度が保たれるのが魔法のようであることから、「魔法瓶」と命名された。

【用例・実例】

*おせい〔1923〕〈葛西善蔵〉「魔法壜を肩にさげて」

*細雪〔1943〜48〕〈谷崎潤一郎〉下・二五「側がニッケルで出来てゐる魔法罎

【漢字辞典】

「まほうびん」を漢字で書くと「魔法瓶」と表記する。

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