【意味】
マシュマロ(marshmallow)とは、ゼラチン、卵白、砂糖、香料などをまぜて泡立て固めた、ふわふわと柔らかい洋菓子。元来は、マシュマロ(ウスベニタチアオイの英名)の根の風味をつけたものであるところからいう。
【名前の由来語源・成り立ち】
マシュマロ(marshmallow)の名前の由来語源について、もともとはウスベニタチアオイという植物の粘り気のある根を素材として使われ、そのため、ウスベニタチアオイの英語名marsh mallowが菓子の名にもなった。
現在ではこの植物は使われず、ゼラチンと卵白、砂糖で作られる。フランス語でも、植物名marshmallowのフランス語名Guimauve(ギモーヴ)がそのまま菓子名になっている。
【使い方・用例・実例】
*報知新聞‐明治三七年〔1904〕九月一四日「今日兎も角上流界に行はるる夏向きの西洋菓子としては、キャンデーに属するマシマローや、バナナやチョコレート類である」
*病院の窓〔1908〕〈石川啄木〉「大きな菓子鉢に、マスマローと何やらが堆かく盛って」
【漢字辞典】
「マシュマロ」はカタカナ語のため英語表記はなし。