【意味】
又候(またぞろ)とは、類似する状態が既にあるのに、他の同様の状態が新たに存在することを、一種のあきれた気持・滑稽感を含めて表わす語。なんともう一度。こりもせずにもう一度。
【名前の由来語源・成り立ち】
又候(またぞろ)の名前の由来語源について、副詞「また」に「候(そうろ)う」がついた「また候う」が変化した語で、「またございます」が原義。「また」に呆れた感じや、滑稽な感じが伴ったことば。
【使い方・用例・実例】
*冷え物〔1975〕〈小田実〉「またぞろ母と言い争いをしていると」
【漢字辞典】
「またぞろ」を漢字で書くと「又候」と表記する。