目白押し【めじろおし】

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【意味】

目白押し(めじろおし)とは、子どもが大勢横に並んで押し合い、押し出された者はまた外側について押し合うという遊び。また、物事が集中してあること。

【名前の由来語源・成り立ち】

目白押し(めじろおし)の名前の由来について、「目白(メジロ)」という鳥が群衆して押し合いへし合いしているという意味で、人や物がある場所に多数集まっていたり、行事やイベントが一時期に集中して開催される状態を例えていう言葉である。目白が秋から冬にかけて林に群れ集まる習性から来ているといわれる。

「目白押し」という言葉を使うのは、陽気であまり悩みのない集合に対してであり、押し合いへしあいされいらだっている群衆や、日々の仕事を求めて職業斡旋所に集まる深刻な集団、あるいは不幸や凶事が連日のように続く状態に対しては用いられないので注意が必要である。

【実例・用例】

*たけくらべ〔1895〜96〕〈樋口一葉〉一「狭き校舎に目白押(メジロオシ)の窮屈さも教師が人望いよいよあらはれて」

*春の城〔1952〕〈阿川弘之〉三・二「道傍に梶棒を下ろして目白押しに洋車が並び」

【漢字辞典】

「めじろおし」を漢字で書くと「目白押し」と表記する。

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