【意味】
味方とは、自分が属しているほう。志を同じくしたり、同一の敵にたちむかったりする仲間。助勢をしてくれる側。
【名前の由来語源・成り立ち】
味方の名前の由来語源について、「みかた」の「み」は敬意を表す接頭語。「かた」は一定の方向をさす語で、ここでは対立するものの一方の側をいう。
本来「みかた」とは「かた」の敬称で、天皇の側を意味し、それが天皇の軍勢、朝廷の軍隊の意に用いられ、古くは「御方」と表記された。そして、この意がさらに転じて、現在の意となったもの。「味方」はのちの当て字。
【使い方・用例・実例】
*狐の裁判〔1884〕〈井上勤訳〉五「賄賂を贈りなどして、勉て其歓心を買ひ之を親方(ミカタ)に勧め入れ」
【漢字辞典】
「みかた」を漢字で書くと「味方」「御方」「身方」と表記する。