【意味】
遠隔地の産物などを送られた、あるいは入手した時に、近隣の者に裾分けすること。また、その品物。
【語源・由来・発祥・成り立ち】
古い文献には、語源とされる「みあげ」「みやげ」の表記がある。「易林本節用集」という書物には「土産」の語釈として「ミアゲ」「トサン」があり、「日葡辞書」には「ミアゲ」「トサン」に同様の語釈が施されていることなどから、「とさん」と混用され、「みやげ」に「土産」の字をあてるようになった。時期としては室町末以降と考えられる。
【漢字辞典】
「みやげ」を漢字で書くと「土産」と表記する。