【意味】
水入らずとは、余計なものがまじっていないこと。特に、内輪の親しい者だけで、その他の者がまじっていないこと。
【名前の由来語源・成り立ち】
水入らずの名前の由来語源について、親しい者の中に疎(うと)い者のはいるのを、油に水のまじった状態にたとえるのに対して、これとは反対に水のはいらない親しい者ばかりのことをたとえて「みずいらず」と呼ぶようになったのが由来である。
【使い方・用例・実例】
*思出の記〔1900〜01〕〈徳富蘆花〉三・二一「ゆくゆくは鈴江をつけて家屋敷悉皆(すっかり)慎どんに譲って、其れこそ他人雑(まじ)らず水入らずで」
【漢字辞典】
「みずいらず」を漢字で書くと「水入らず」と表記する。