【意味】
もぬけのから(蛻の殻)とは、ひとが逃げ去ったあとの寝床や住居のこと。
【名前の由来語源・成り立ち】
もぬけのから(蛻の殻)の名前の語源について、「もぬけ(蛻)」は動詞「もぬける」の名詞形で、ヘビやセミなどが成長の途中で変化し、脱皮すること。
この「もぬけ」に同じ意味の「から(殻)」を付けて、空っぽであることを強調したのが「もぬけの殻」である。
【実例・用例】
*別れ霜〔1892〕〈樋口一葉〉一五「並べし床はもぬけの殻(カラ)なり」
【漢字辞典】
「もぬけのから」を漢字で書くと「蛻の殻」と表記する。