申し子【もうしご】

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【意味】

申し子とは、特殊な背景を素地にして生まれ出たもの。

【名前の由来語源・成り立ち】

申し子の名前の由来について、「申し子」とは、本来は神仏に祈って授かった子の意。「申す」の連用形+「子}で、申すは「言う」の謙譲語だが、神仏に祈願する意の謙譲表現としても用いられる。

神仏に願って授かったという意味から、霊力を持つものから生まれた子の意が生じ、その社会や文化などの特性を反映する存在も意味するようになった。

【用例・実例】

*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉七「口嘴が乙に尖がって何だか天狗の啓し子の様だ」

【漢字辞典】

「もうしご」を漢字で書くと「申し子」と表記する。

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