【意味】
ミョウガとは、ショウガ科の多年草。アジア熱帯地方の原産で、本州・四国・九州の山野に生え、野菜としても栽培される。まだ花の出ない苞(ほう)を「はなみょうが」、茎の若いものを「みょうがたけ」といい、ともに芳香に富み、食用にする。
【名前の由来語源・成り立ち】
ミョウガの名前の由来語源について、「みょうが」の語源は、古名「めが」が変化したものとされる。「めが」は「芽香(めが)」の意で、芳香がよいことにちなむ。
また、大陸から生姜(しょうが)とともに持ち込まれた際、香りの強いほうを「兄香(せのか)」、弱いほうを「妹香(めのか)」と呼んだことから、これがのちに生姜・茗荷に転訛したとする説もある。「茗荷」は当て字。
【使い方・用例・実例】
*日本植物名彙〔1884〕〈松村任三〉「メウガ」
【漢字辞典】
「みょうが」を漢字で書くと「茗荷」と表記する。