【意味】
ならず者(ならずもの)とは、手のつけようがないほどたちの悪い者。手におえない人。道楽者。ならず。ならずめ。
【名前の由来語源・成り立ち】
ならず者(ならずもの)の名前の由来語源について、「ならず」とは、「成る」に打ち消しの助動詞「ず」がついたもので、どうにもならない、ものにならないといった意味を表す。
このどうにもならずの意から、手に負えない者を「ならず者」と呼ぶようになったと考えられる。
【使い方・用例・実例】
*俚言集覧〔1797頃〕「昔のたはれ歌に、身代はならず者とて、六兵衛が羽織を借りて七兵衛かな〈質の義也〉」
【漢字辞典】
「ならずもの」を漢字で書くと「不成者」と表記する。