【意味】
ネーブル (navel orange)とは、ミカン科の常緑低木。ブラジル原産でアメリカ、ブラジルとともに日本でも重要柑橘として栽植されている。
【名前の由来語源・成り立ち】
ネーブル (navel orange)の名前の由来語源について、「ネーブルオレンジ」の略で、「ネーブル(navel)」は「へそ」の意。球状の果実の頂にへそ状の突起があることにちなむ。
【使い方・用例・実例】
*牛部屋の臭ひ〔1916〕〈正宗白鳥〉二「蜜柑やネープル」
*ある心の風景〔1926〕〈梶井基次郎〉二「或るものはネエヴルの尻のやうである」
*橋〔1927〕〈池谷信三郎〉二「どうしてこれネーブルって云ふか知ってて? と訊いた」
【漢字辞典】
「ネーブル (navel orange)」はカタカナ語のため漢字表記はなし。