【意味】
ナズナ/薺 (なずな)とは、アブラナ科の二年草。各地の路傍、原野などにふつうに見られる。高さ三〇センチメートルぐらい。
【名前の由来語源・成り立ち】
ナズナ/薺 (なずな)の名前の由来語源について、歴史的仮名遣いは「なづな」。古くから食用にされ、撫でたいほど可愛い花の意味で「なでな(撫菜)」、また、夏に枯れて無くなることから「なつな(夏無)」の転ともされる。漢名から「薺」を当てて書く。
【使い方・用例・実例】
*俳諧・柱暦〔1697〕「古畑や薺(ナヅナ)摘行男ども〈芭蕉〉」
【漢字辞典】
「ナズナ」「なずな」を漢字で書くと「薺」と表記する。