【意味】
涅槃 (ねはん)とは、すべての煩悩の火がふきけされて、悟りの智慧を完成した境地。迷いや悩みを離れた安らぎの境地。
【名前の由来語源・成り立ち】
涅槃 (ねはん)の名前の由来語源について、サンスクリット語nirvāṇaの音訳で、吹き消すこと、消滅、迷いの世界へ行かないことなどを意味するとされる。
のちには、煩悩(迷い)の火が消えて、すがすがしい心身の状態になった境地をいうようになった。
【使い方・用例・実例】
*今昔物語集〔1120頃か〕一・三六「五は涅槃を得む。然れば、仏を遶(めぐ)り塔を遶こと輙(たやす)き事なれども其功徳无限(かぎりな)し」
【漢字辞典】
「ねはん」を漢字で書くと「涅槃」と表記する。