【意味】
人間ドック(にんげんどっく)とは、健康状態を明らかにするため、短期間入院して総合的に精密な健康診断を行ない、自覚症状のない潜在する病気を発見したり、適切な保健指導を受けて将来の健康保持に役立たせようとしたりする予防医学の一方法。
【名前の由来語源・成り立ち】
人間ドック(にんげんどっく)の名前の由来語源について、「ドック(dock)」はもとはオランダ語のdokに由来し、船の建造・修理をするための設備、船渠(せんきょ)のこと。修理のためにドックに入る船に人間にたとえていったもの。
日本では、1954年(昭和29年)7月12日、国立東京第一病院に開設されたのが始まり。7月12日は、現在は記念として人間ドックの日となっている。
【使い方・用例・実例】
*砂時計〔1954〜55〕〈梅崎春生〉三〇「近頃、人間ドック入りというのが、〈略〉流行しているらしいわよ」
*とむらい師たち〔1966〕〈野坂昭如〉「人間ドック入るみたいに、自分の葬儀のリハーサルやらせる」
【漢字辞典】
「にんげんどっく」を漢字で書くと「人間ドック」と表記する。