二の句が継げない【にのくがつげない】

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【意味】

二の句が継げない(にのくがつげない)とは、あきれはてて、次の言葉がでないこと。

【名前の由来語源・成り立ち】

二の句が継げない(にのくがつげない)の名前の由来語源について、「二の句」は、雅楽の朗詠で、詩句を3段に分けて詠うときの2段目の句のこと。1段目は一の句、3段目は三の句といい、各句ごとに独唱してから続けて合唱に入る。

二の句は高音のため、そのまま合唱を続けるのは容易ではないことから「二の句が継げない」と用いられるようになり、それから転じて、次の言葉がでない意味となった。

【使い方・用例・実例】

*承応神事能評判〔1653〕八嶋「大夫は扇板に立、さしこゑ・二の句・一声(せい)みな謡(うた)ふたり」

【漢字辞典】

「にのくがつげない」を漢字で書くと「二の句が継げない」と表記する。

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