錦の御旗【にしきのみはた】

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【意味】

錦の御旗 (にしきのみはた)とは、他に対して自己の主張などを権威づけるものとしてかかげる名分。

【名前の由来語源・成り立ち】

錦の御旗 (にしきのみはた)の名前の由来語源について、もとは、赤の錦地に日と月を金銀で刺繍したりした旗のことで、承久の乱の際に後鳥羽上皇が官軍に賜ったのが最初といわれている。明治維新の際、官軍が旗印としたことから転じていうもの。

【使い方・用例・実例】

*鉛筆ぐらし〔1951〕〈扇谷正造〉宵の強盗その他「新カナと漢字制限のニシキのミハタは、児童の学習負担を軽減するという考え方であった」

*風前雨後〔1954〕〈中野好夫〉悪人礼讚「絶対不敗の言訳になるものと頭から心得ているらしい、いってみれば錦の御旗である」

【漢字辞典】

「にしきのみはた」を漢字で書くと「錦の御旗」と表記する。

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