【意味】
暖簾 (のれん)とは、日除けなどのため掛けつるす布。または、一定の店舗の多年の営業活動から生ずる無形の経済的利益、その店の伝統や信用。
【名前の由来語源・成り立ち】
暖簾 (のれん)の名前の由来語源について、もとは禅宗の用語で、御簾(みす)の前にかけて防寒に用いられた垂れ幕、垂れ布のことをいい、「簾(すだれ)の隙間を覆い、暖をとる」というところから名付けられた。
暖簾は本来、「のんれん」と読んだが、これが転じて「のうれん」となり「のれん」に変化していった。
【使い方・用例・実例】
*随筆・守貞漫稿〔1837〜53〕四「暖簾は訓のれん也。専ら木綿製也。又地紺記号及び屋号等を白く染抜く」
【漢字辞典】
「のれん」を漢字で書くと「暖簾」と表記する。