惚気【のろけ】

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【意味】

惚気(のろけ)とは、ほれること。情におぼれること。あるいは、いい気になって自分の妻や夫、または恋人などのことを話すこと。

【名前の由来語源・成り立ち】

惚気(のろけ)の名前の由来語源について、動詞「のろける」が名詞化したもの。

「のろける」の「のろ」は、形容詞「鈍(のろ)い」の「のろ」と同じ。「のろい」はもともと遅いという意だったが、近世になって、にぶいという意味も生じた。

さらに、異性に甘いという意味も生じ、この意味だけを表す動詞「のろける」が生じた。

【使い方・用例・実例】

*湯島詣〔1899〕〈泉鏡花〉四「まづ情話(ノロケ)を聞かされると頭痛がして来る」

*明るい風〔1958〕〈河盛好蔵〉父親について「抗議とも亭主ののろけともつかぬことを書いてよこした」

【漢字辞典】

「のろけ」を漢字で書くと「惚気」と表記する。

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