【意味】
能書き(のうがき)とは、自分のすぐれた点を述べたてることば。自己宣伝の文句。
【名前の由来語源・成り立ち】
能書き(のうがき)の名前の由来語源について、もとは、薬の効能を記した文書「効能書き」のことで、それを略した言葉。
しかし、当時の能書きには過大な言葉が並ぶものが多かった。能書きでうたっている文句と実際の効能との間には違いも大きく、次第に「能書き」は自分や物事のすぐれたことを誇大にいう言葉と受け取られ、さらに自慢の言葉の意味となった。
【使い方・用例・実例】
*いろは引現代語大辞典〔1931〕「能書(ノーガキ) 薬の効能書の意から転じて、手前味噌を並べること。又は並べる男」
【漢字辞典】
「のうがき」を漢字で書くと「能書き」と表記する。