【意味】
ぬか喜び(ぬかよろこび)とは、あてがはずれて、あとでがっかりするような時の、一時的な喜び。こぬかいわい。
【名前の由来語源・成り立ち】
ぬか喜び(ぬかよろこび)の名前の由来語源について、米を精製する時に出来る「糠」は、その形から細かい、とかちっぽけなといった意味で用いられるようになり、さらに「はかないもの」という意味になり、さらに、一瞬の短い間の喜びをそのように表現するようになった。
【使い方・用例・実例】
*或る女〔1919〕〈有島武郎〉前・二一「木村は、二三日の中に、糠(ヌカ)喜びも一時の間で、孤独と冬とに囲まれなければならなかったのだ」
*火垂るの墓〔1967〕〈野坂昭如〉「なまじ糠(ヌカ)よろこびさせられたからか、節子涙をうかべ」
【漢字辞典】
「ぬかよろこび」を漢字で書くと「ぬか喜び」と表記する。