【意味】
饅(ぬた)とは、料理の一種。細かく切った魚肉、野菜などを酢味噌であえたもの。ぬたあえ。ぬたなます。
【名前の由来語源・成り立ち】
饅(ぬた)の名前の由来語源について、「ぬた」は沼田からきた言葉で、味噌のどろりとした見た目が沼田を連想させることからこの名がついた。
室町時代からみられ、当時はぬるぬしたもので和えたものをすねて「ぬた」と呼ばれていた。
【使い方・用例・実例】
*歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)〔1823〕二番目序幕「肴は鯛の頭に鰯のぬた」
【漢字辞典】
「ぬた」を漢字で書くと「饅」と表記する。