【意味】
お株を奪うとは、人が得意とすることを他の者がその人以上にうまくやってしまうこと。
【語源・由来・成り立ち】
お株を奪うの語源・名前の由来について、江戸時代の商工業者の独占的な同業組合を「株仲間」といい、その仕事をするための権利を「株」といった。
「株」は世襲・売買だれたことから、その人だけの特別な権利が生じ、さらにその人の得意とする技や芸を表すようになった。
相手を高める接頭語の「お」をつけた「お株」で、相手の得意技の意を表す。
【使い方・実例・用例】
*絶体絶命の窮地で、錦織が相手のお株を奪うスーパーショットで切り抜けた。(スポーツ報知)
【漢字辞典】
「おかぶをうばう」を漢字で書くと「お株を奪う」と表記する。