お欠き【おかき】

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【意味】

おかきとは、餅米を原料とした菓子。欠餅(かきもち)。また、一般に煎餅(せんべい)のこともいう。

【語源・由来・成り立ち】

おかきの語源・名前の由来について、欠餅の「かき」に接頭語の「お」がついた女房詞。もとは鏡餅を槌(つち)などで小さく砕いたもののことで、欠く意味から「欠餅」という。

よって、漢字では「お欠き」と書くが、現在は原義が忘れられて「おかき」と表記することが多い。

(※)女房詞 (にょうぼうことば)とは、室町時代ごろから宮中で女官が用いた独特の言葉。一種の隠語のようなもので、今日にも多くの言葉が伝わる。語頭に「お」を付けて丁寧さをあらわすものや、語の最後に「もじ」を付けて婉曲的に表現する文字詞などがある。

【使い方・実例・用例】

*足摺岬で有名な高知県土佐清水市で誕生した「宗田節おかき」は、噛むごとに濃厚なだし風味が香るのが特徴だ。

【漢字辞典】

「おかき」を漢字で書くと「お欠き」と表記する。

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