御眼鏡にかなう【おめがねにかなう】

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【意味】

おめがねにかなう(御眼鏡に適う)とは、目上の人の気に入られる。

【語源・由来・成り立ち】

おめがねにかなう(御眼鏡に適う)の語源・由来について、この「眼鏡」とは、ものの善悪・可否などを見抜く力、鑑識眼のこと。

接頭語の「お」をつけずに、「眼鏡にかなう」ともいう。ちなみに、評価や判断を誤ることは「眼鏡違い」「眼鏡が狂う」などのようにいう。

【実例・用例】

*人情本・閑情末摘花〔1839〜41〕四・叙「予この冊子(とぢぶみ)を見(あらは)してより、僥倖(さいはひ)にして看官(ごけんぶつ)の御眼鐘(オメガネ)に協(カナ)ひてや、まだ、此次編は出ぬかとの催促」

*人間嫌ひ〔1949〕〈正宗白鳥〉「汚い顔して臭いものにまみれて働いてる彼等の方が、共産党のお役人のお目鏡にかなふ事になるんだよ」

【漢字辞典】

「おめがねにかなう」を漢字で書くと「御眼鏡に適う」「御眼鏡にかなう」と表記する。

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