面影/俤【おもかげ】

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【意味】

おもかげとは、実際に目の前にあるように心の中にうかぶ顔や姿。

【語源・由来・成り立ち】

おもかげの語源・由来について、「おも(面)」は、顔・容貌の意味。「かげ(影)」は、水や鏡に映った映像のように実体のない姿やかたちをいう。なお「俤」は国字である。

【実例・用例】

*源氏物語〔1001〜14頃〕桐壺「人よりは異なりしけはひ・かたちの、おもかげにつと添ひて思さるるにも、『闇のうつつ』には、猶(なほ)劣りけり」

*更級日記〔1059頃〕「おもかげにおぼえて悲しければ、月の興もおぼえず、くんじ臥しぬ」

【漢字辞典】

「おもかげ」を漢字で書くと「面影/俤」と表記する。

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