御の字【おんのじ】

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【意味】

御の字(おんのじ)とは、結構なこと。ありがたい。

【語源・由来・成り立ち】

御の字(おんのじ)の語源・由来について、御の字の「御」は尊敬の意をあらわし、名詞の頭に付けることで丁寧な意味合いとなる。そのような「御」の字を付けたいほど、「結構なもの」「ありがたい」という意味で、「御の字」という言葉が生まれた。

もとは遊里(=女郎屋が集まっている所)で使われていた言葉で、江戸時代初期から見られる。

【実例・用例】

*歌舞伎・天衣紛上野初花(河内山)〔1881〕五幕「割に合はうが合ふめえが、二十両なら御の字だ」

*いろは交友録〔1953〕〈徳川夢声〉え「なアに、それだけ貰えれば、当時としてはオンの字でね」

【漢字辞典】

「おんのじ」を漢字で書くと「御の字」と表記する。

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