遅かりし由良之助【おそかりしゆらのすけ】

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【意味】

遅かりし由良之助 (おそかりしゆらのすけ)とは、待ちかねていたのに、時間に遅れて間に合わず、 用を成さないときに残念がって使う言葉。

【語源・由来・成り立ち】

遅かりし由良之助とは、語源・名前の由来について、歌舞伎や人形浄瑠璃の、赤穂浪士の討ち入りを題材にした『仮名手本(かなでほん)忠臣蔵』から出たもの。

殿中で高師直(こうのもろなろ)に狼藉を働いた罪で、切腹を申し渡された塩冶判官(えんやはんがん)が、家臣の大星(おおぼし)由良之助の到着を待つが、時間が来てついに切腹というときにようやくやってきた由良之助に言う言葉。

実際にこのセリフは台本にはないが、長く語り継がれている間に、定着したいったものと思われる。

【使い方・実例・用例】

*親孝行だけは「遅かりし由良之助」にならないように、今の内から胸に置いておかなければ。

【漢字辞典】

「おそかりしゆらのすけ」を漢字で書くと「遅かりし由良之助」と表記する。

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