遅まきながら【おそまきながら】

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【意味】

遅まきながら(おそまきながら)とは、始める時期におくれたが。遅蒔きながら。なお「遅まき」とは時機に遅れて事をすることという意味。

【語源・由来・成り立ち】

遅まきながら(おそまきながら)の語源・由来について、「遅まき」は通常よりも時期を遅くして種をまくこと。現在では「遅まきながら〜する」のように表現するようになった。なお「おそまき」は、江戸時代に古くは「手遅れ」の意味でも使われていた。

【実例・用例】

*彼岸過迄〔1912〕〈夏目漱石〉停留所・三六「当人の許諾を得た事実丈を田口に報告した方が、今更遅蒔(オソマキ)の様でも、まだ気が利いてゐやしないかと考へて」

*怒りの花束〔1948〕〈中野好夫〉「おそまきながら私たちは考えなければならないのであります」

【漢字辞典】

「おそまきながら」を漢字で書くと「遅まきながら」と表記する。

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