【意味】
おつりとは、「つり」「つり銭」を丁寧に言うあらわした語。
【名前の由来語源・成り立ち】
おつりの名前の語源について、「釣り」は「釣り銭」の略で、「釣り合い」の意味からきている。
物々交換をしていた時代に、多く取りすぎるとあとから超過分に相当するものを相手に返す慣わしがあった。そこから、お互いの損得の「釣り合い」を調整し、多すぎた分を返す意味で、「釣り」というようになった。
【用例・実例】
*漫談集〔1929〕〈徳川夢声〉見習諸勇列伝の巻「五十銭の餠菓子の包みは、右手にブラ下げ、ハガキとサイダー二本は懐に入れ、左手(ゆんで)に御釣りを挟んで」
【漢字辞典】
「おつり」を漢字で書くと「お釣り」「御釣り」と表記する。