【意味】
ろくでなしとは、人がまともでないこと。また、その人。役に立たないのらくらもの。道楽者。
【名前の由来語源・成り立ち】
ろくでなしの名前の語源について、「ろく」は「陸(ろく)」で、水平の意である。これが転じて、きちんとしていること、まともなこのと意となり、下に打ち消しの語をともなって、「ろくでなし」「ろくでもない」のように用いる。他に「碌でなし」とも書くが、「碌」は当て字。
【用例・実例】
*牛部屋の臭ひ〔1916〕〈正宗白鳥〉三「碌でなしの亭主を持って難儀するよりは」
【漢字辞典】
「ろくでなし」を漢字で書くと「陸でなし」「碌でなし」と表記する。