【意味】
中国山東省梁山県の東南、梁山の麓にあった沼。転じて、豪傑や豪傑気どりの野心家などの集合するところ。
【語源・由来・発祥・成り立ち】
かつては、鉅野沢(きょやたく)ともいった。天険の地として知られ、古来、盗賊、謀反軍の根拠地となっていたが、北宋末期に続発した反乱の一つである宋江の一味の故事が、南宋の講談の中で、やはりこの地にたてこもったとされ、それが「水滸伝」に記述されてから、転じて、一般に、豪傑や豪傑気どりの野心家などの集合するところを意味するようになったのが由来である。
【漢字辞典】
「りょうざんぱく」を漢字で書くと「梁山泊」と表記する。