【意味】
サイカチ(さいかち)とは、マメ科の落葉高木。秋にねじれた実をつける。
【語源・由来・成り立ち】
サイカチ(さいかち)の語源・由来について、種は「そうかくし」と呼ばれ、古くから洗剤として用いられる。漢字で書くと「西海子(さいかくし)」とも呼ばれた。これが転じて「さいかち」となったとされる。
【実例・用例】
*日本植物名彙〔1884〕〈松村任三〉「サイカチ皁莢」
*桐の花〔1913〕〈北原白秋〉春を待つ間・冬のさきがけ「さいかちの青さいかちの実となりて鳴りてさやげば雪ふりきたる」
【漢字辞典】
「サイカチ」「さいかち」を漢字で書くと「皁莢」と表記する。