才覚【さいかく】

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【意味】

才覚(さいかく)とは、物事をなす際のすばやい頭の働き。機転。

【語源・由来・成り立ち】

才覚(さいかく)の語源・由来について、才知と学問、才気と学識等を意味する漢語「才学」から転じた語である。中世以降、知恵のすばやい働きや才知をはたらかせる意味に用いられるようになり、漢字の表記も「才覚」に固定されていった。

【実例・用例】

*虎寛本狂言・末広がり〔室町末〜近世初〕「扨(さて)も扨も才覚な者を遣へば、何時(なんどき)物を申付ても、其の儘(まま)調へて参る程にの」

*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕一・一「惣じて、親のゆづりをうけず、其身才覚(サイカク)にしてかせぎ出し」

【漢字辞典】

「さいかく」を漢字で書くと「才覚」と表記する。

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