【意味】
彩雲(さいうん)とは、太陽の近くを通る雲が、緑や赤に彩られる現象。
【名前の由来語源・成り立ち】
彩雲(さいうん)の語源・由来について、雲に赤や緑のパステル調の色が着き彩りが鮮やかになることから「彩雲」と名づけられた。昔は、吉兆を示すものとも思われていた。
英語名は「iridescent clouds」。別名で、瑞雲(ずいうん)、慶雲(けいうん)、景雲(けいうん)、紫雲(しうん)などとも呼ぶ。かつて仏教において「日暈」などとともに、「五色の彩雲」などとも呼ばれていた。
【実例・用例】
*源平盛衰記〔14C前〕一七・祇王祇女仏前事「袖(りんしう)と花の袖翻りて、彩雲(サイウン)の翠の嶺を廻るが如し」
【漢字辞典】
さいうんの漢字表記は「彩雲」である。