【意味】
三国一(さんごくいち)とは、世界一。三国無双。
【語源・由来・成り立ち】
三国一(さんごくいち)の語源・由来について、三国というのは、「唐土(中国)」「天竺(印度)」「本朝(日本/倭国)」のこと。この三国のなかの第一であることが原義。
古くは、天竺・本朝・震旦の三国が全世界と認識されていたことが元になって、世界一の意味になった。
【実例・用例】
*虎明本狂言・花子〔室町末〜近世初〕「てんぢく・しんだん・わがてう、三国一じゃよなふ」
*仮名草子・竹斎〔1621〜23〕下「此御山は三国一のめいざんなれば、むかしの歌人たちも、此御山をばよみかね給ふとうけたまはる」
【漢字辞典】
「さんごくいち」を漢字で書くと「三国一」と表記する。