【意味】
三面記事(さんめんきじ)とは、新聞の社会面の記事のこと。
【語源・由来・成り立ち】
三面記事(さんめんきじ)の語源・由来について、日刊新聞が発祥した明治時代において、「大新聞」と「小新聞」の二つの区分があり、大新聞は紙面が大きく、知識人やエリート向けであった一方で、小新聞は紙面が小さく、大衆向けであった。
小新聞は全4ページで、3ページ目(=三面)には社会の雑多な事件などの記事を載せたことから、一般に新聞の社会面の記事を三面記事と言うようになった。
【使い方・実例・用例】
*国民新聞‐明治三六年〔1903〕四月三日「富樫万次郎、菊池悟郎の諸氏政治経済と所謂三面記事に任じ」
*永日小品〔1909〕〈夏目漱石〉金「劇烈な三面記事(サンメンキジ)を写真版にして引き伸ばした様な小説を」
【漢字辞典】
「さんめんきじ」を漢字で書くと「三面記事」と表記する。