【意味】
山椒(さんしょう)とは、ミカン科の落葉低木のこと。
【語源・由来・成り立ち】
山椒(さんしょう)の語源・由来について、「椒」の字には芳しいという意味があり、山の薫り高い実であることから「山椒」の名が付けられた。
もとは「はじかみ(椒)」の名だったが、生姜(しょうが)のことも「はじかみ(薑)」と呼んでいたため、実がなることから「なるはじかみ」、実が房状になることから「房はじかみ」とも呼んだ。中世以降、漢名にならい「山椒」と呼ぶようになった。
【使い方・実例・用例】
*かた言〔1650〕四「山椒(さんしゃう)をさんしょ」
*真景累ケ淵〔1869頃〕〈三遊亭円朝〉一三「お誂へが出来ました。ああ山椒(サンショ)の袋を忘れた」
【漢字辞典】
「さんしょう」を漢字で書くと「山椒」と表記する。