晒【さらし】

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【意味】

晒(さらし)とは、水で洗ったり薬品で処理したり日に当てたりして漂白した麻布や綿布。

【語源・由来・成り立ち】

晒(さらし)の語源・由来について、動画「晒す・曝す(さらす)」が名詞となった語。「さらす」は、余分なものを除くため、日光にあてて放置すること。布を洗って白くすることも意味するが、これを「去る・避る(さる)」を語源する説がある。

「去る・避る(さる)」は、ものごとの移動・変化に関する語であり、「髑髏(されこうべ)」の「され」もこれが語源である。

【実例・用例】

*俳諧・炭俵〔1694〕上「よこ雲にそよそよ風の吹出す〈孤屋〉 晒(さらし)の上にひばり囀る〈利牛〉」

*俳諧・誹諧通俗志〔1716〕時令・四月「木布〈略〉晒(さらし)

【漢字辞典】

「さらし」を漢字で書くと「晒」と表記する。

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