サシで話す/差しで話す【さしではなす】

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【意味】

さしではなすとは、二人が互いに向かい合って話す。

【語源・由来・成り立ち】

さしではなすの語源・由来について、「さし」とは、二人で向かいあいになること。近代以降に用例が見られる。「差し向かい(さしむかい)」の略とされる。意味は、遊興、情事、語り合いなどを二人だけで行なうこと。

これに「さしで話す」「さしで飲む」などの動詞を付けてよく使われるようになった。

【実例・用例】

*大阪の宿〔1925〜26〕〈水上滝太郎〉二・一「帳場をしまって、湯に入って、からだの楽になったかみさんと、さしで遊ぶのがおきまりだ」

*葉花星宿〔1972〕〈松本清張〉五「真実の叱責であったら、人を遠ざけ、一対一(サシ)で云えばよい」

【漢字辞典】

「さしではなす」を漢字で書くと「差しで話す」と表記する。

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