【意味】
聖書(せいしょ)とは、「Bible」 の訳語。キリスト教で、神が人間に与えた黙示で、「旧約聖書」と「新約聖書」の総称。旧約は三九巻、新約は二七巻で、計六六巻。旧約はヘブライ語、新約はギリシア語で書かれている。キリスト教の聖典。バイブル。
【語源・由来】
最初の日本語訳聖書は一八三七年シンガポールで出版された「約福音之伝」(ギュツラフ訳)である。一八七二年には、各派合同の宣教師会議で「新約聖書」共同訳が決議され、同年末には「新約聖書馬可伝」「新約聖書約伝」が刊行された。「聖書」という語もその時期から用いられ始めたと思われる。一八七九年に全冊が完成するが、「旧約聖書」も約一〇年後に完成した。
【漢字辞典】
「せいしょ」を漢字で書くと「聖書」と表記する。