関の山【せきのやま】

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【意味】

関の山(せきのやま)とは、それ以上できないという限度。最上の程度。いくら力一ぱいしてもそのくらいまでだということ。精いっぱい。

【語源・由来・成り立ち】

関の山(せきのやま)の語源・由来について、セキは三重県関町、ヤマは関東でいうダシ(山車)の意。

関町の八坂神社の祭礼祇園会に出るヤマが大変立派なので、それ以上のぜいたくはできないといわれたところから、セキとヤマの二つを組み合わせて「関の山」と呼ぶようになったのが語源と由来とされる。

【使い方・実例・用例】

*かくれんぼ〔1891〕〈斎藤緑雨〉「出て行く後影を見澄し洗濯はこの間と怪げなる薄鼠色の栗きんとんを一つ頬張ったるが関(セキ)の山(ヤマ)

*異端者の悲しみ〔1917〕〈谷崎潤一郎〉四「口の先で章三郎を慰撫するぐらゐが関の山であらう」

【漢字辞典】

「せきのやま」を漢字で書くと「関の山」と表記する。

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