【意味】
先鞭を付ける(せんべんをつける)とは、人に先んじて着手するたとえ。他にさきがけること。
【語源・由来・成り立ち】
先鞭を付けるの語源・名前の由来について、「先鞭」は戦場で、人より先に馬に鞭を当て、先駆けの手柄を立てること。
中国の晋の劉琨(りゅうこん)は自分より先に親友の祖逖(そてき)が手柄を立てることを恐れて、「祖逖が馬に鞭を入れるのではないかと、戦戦兢兢としている」と知人への手紙に書いたという「晋書」の故事にちなむ。
【使い方・実例・用例】
*徹底して初心者に優しいパソコンモデルに先鞭を付けたのも富士通だった。
【漢字辞典】
「せんべんをつける」を漢字で書くと「先鞭を付ける」と表記する。