【意味】
切羽詰まる(せっぱつまる)とは、物事がさし迫って、どうにもならなくなる。最後のどたん場になる。抜き差しならなくなる。まったく窮する。
【語源・由来・成り立ち】
切羽詰まる(せっぱつまる)の語源・由来は、セッパは、刀身のはばきの受け金をいう切羽をさす。
実際、切羽がつまると抜き差しがならなくなるところから派生した言葉が、切羽詰まるの語源とされる。
【使い方・実例・用例】
*人情本・仮名文章娘節用〔1831〜34〕後・六回「せっぱつまったそのときは、又外に思案もあらうから」
*明暗〔1916〕〈夏目漱石〉一五一「せっぱ詰(ツマ)った津田は此時不思議に又好い云訳を思ひ付いた」
【漢字辞典】
「せっぱつまる」を漢字で書くと「切羽詰まる」と表記する。